Oasisお勧めCD(第19回)

音楽にこだわりのある、OasisならではのCD紹介コーナーです。

  
 

祝!ノラ・ジョーンズ、グラミー賞総ナメ………?!

今回は、この早まった予想の中で新人女性を取り上げたい。

 これを書いているのが2月の上旬。レコード、ソング、アルバム・オブ・ザ・イヤーに新人賞と主要部門にすべてノミネート!彼女のデビューは昨年最大の収穫であり、アルバム「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」は2/8付のビルボード紙でもアルバムbPを独走中!

 タワレコ渋谷店のプロモーションでも「キャロル・キングの再来か、ローラ・ニーロの生まれ変わりか」と書かれている。アルバムのライナーでも、ボブ・ディランやトム・ウェイツを好きなミュージシャンとして挙げている。そんな彼女の音楽を、私が気に入らない訳が無い!

 ひと言だけプロフィールを取り出すと、ニュー・ヨーク生まれの23歳。ジャズの名門ブルー・ノートからのデビュー。最近では、ジョエルなんかで有名なアリフ・マーディンがプロデュースし、ソングライターでギターリストのジェシー・ハリスという相性の良いパートナーにめぐり合えたのが成功の秘訣だったのだろうか。確かに、エモーショナルに、ゴスペルチックに歌うNY出の女性シンガーという意味ではローラ・ニーロを彷彿させる。コケイティシュなところなんて、東海岸のリッキー・リーか。アルバム自体も、彼女のピアノを中心に、最小限のバンド構成でライブ感覚豊かなサウンドになっている。

 大人の時間での、オアシスのBGMにも最適かと思われるし、今、最も旬なミュージシャンなので是非一聴を。

 

  振り返ってみるとこのコーナー、女性ミュージシャンを書いたのがローラ・ニーロとマリア・マルダーしかない。なのでもう1枚も女性にする。

 女性ミュージシャンで、個人的なお気に入り度では、何度も端々で登場するリッキー・リー・ジョーンズが東の横綱格。に対して西はスティービー・ニックスというのが、ここ20年にわたって不動の地位にある。大関格はローラ・ニーロとジャニス・ジョップリン。かっこ良さで言うと、テレキャスを持ったクリッシー・ハインドがこれに続く。最近の贔屓では、エリカ・パドゥ、ローリン・ヒル、フィオナ・アップル、インディア・アリーといったところ。割と女性ミュージシャンも好きである。

 中にはアルバム1枚しか聴いたことが無いが、凄く気に入ったものもある。例えばバーバラ・キースのセカンド。ディランの「見張り塔からずっと」をメチャクチャかっこよくコピーしている(リトル・フィートのローウェル・ジョージもアルバム参加)。

 オアシスのCD棚に目を移せば、ニコレット・ラーソンの「愛しのニコレット」(78年)もその類である。今回の2枚目はこの人にします。

 全11曲、全てが他人のナンバー。オープニングは、あのニール・ヤングの「カムズ・ア・タイム」(78年)に入っている「溢れる愛」でシングル・カットもされヒットした曲。彼女は、このNヤングの作品に参加もしている。サム・クックで大ヒットの3曲目といい、バート・バカラックの5曲目といい、2曲目なんかは、もろリトル・フィート(フィートのビル・ペインが今作のディレクター)。他にも、初代ウェスト・コーストの歌姫リンダ・ロンシュタットも参加。どうも、彼女が絡む西海岸系というのは、勝手な思いだが、和田アキ子とその子分的なイメージを持ってしまう。このニコレットはリンダのじゃじゃ馬的な部分を、例えばカーラ・ボノフなんかは魔性の部分を引き継いだって感じで…。最後の1曲は、JDサウザーとスケベ男でリンダのバックをやっていたグレン・フライだし(GフライはKボノフをプロデュースした作品もあった…役得したんだろうなぁ)。

 アルバムとしては、前半はバラエティ豊かな構成になっていたものの、後半はカントリー・タッチでしみじみと歌い上げている。

 ジャケット写真を見ても、いかにもリンダ系のウェスト・コーストの女性シンガーって感じで写っている。この手の音が好きな人にはお薦めです。

  最後に、女性ソングライターの中では、やはりジョニ・ミッチェルでしょう。彼女の「青春の光と影」(いつも映画「さらば青春の光」と間違えて言ってしまう)には浸りました!「ブルー」と一緒にオアシスに置いといて!

 気のせいか、オアシスでもあまり女性ヴォーカルがBGMになっていない気がする。店によく居る女好きの方々、たまには女ものもリクエストしてみましょう。

   
ライアー宮崎


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