Oasisお勧めCD(第3回)

月1回を目処に、Oasisならではのマニアなロックアルバムを紹介していくコーナーです。

 
 今回、オアシスならではのCD紹介コーナーでは、まずデラニー・アンド・ボニ−の
「モーテル・ショット」(1971年)で始めさせてもらいます。
 冷静になれないくらい、私は、この夫婦とその仲間たちが好きなんです。
60年代後半、黒人専門のレコード会社スタックスで、初めての白人契約者となり、
「ホーム」というアルバムをダック・ダン(ブルース・ブラザース!)とドン・ニックス
(南部ロックのキーパーソン)のプロデュースにより製作。その後、「オリジナル・
デラニー・アンド・ボニ−」を発表。
当時ブルース系ミュージシャンの間で、その演奏とゴスペル的なフィーリングが絶賛され、
我先にと、彼らのライブを見に行ったそうです。
それもそのはず、デラニー・アンド・ボニ−・アンド・フレンズと名乗っていた、そのフレンズの
メンバーにはレオン・ラッセルとその恋人リタ・クーリッジ、ジム・ケルトナー、ボブ・キース、
ボビー・ウィットロック、ドクター・ジョン、デュアン・オールマン等等がつるんでいて、さらに、
そのステージを見て、すぐに気に入ったエリック・クラプトンもその仲間になってしまいました。
クラプトンは、丁度クリームを解散させ、ブラインド・フェイスというトリオで全米ツアーを
行うとこだったので、すぐに彼らを前座として起用。
ツアー途中でバンドが空中分解してしまってからは、フレンズの一員として暫く活動することに
なってしまいました。
 デラボニ(彼らのことをそう呼びます)は、その後2枚のアルバムを出した後、冒頭の
「モーテル・ショット」を発表します。このアルバムは、ツアーの途中でメンバー達が、
リラックスした中で録音されたものでスタジオ録音盤ではないのですが、先ほどの
ビックネーム以外にも、グラム・パーソンズ(フライング・ブリトー・ブラザーズ!)、
スティーブン・スティルス(バッファロー・スプリングフィールド!)、デイブ・メイソン(トラフィック!)、
ジョー・コッカ−(愛と青春の旅立ち!)等が参加しています。
一流のミュージシャン達が、ロックの楽しさを最高のグルーブ感を出して演奏してくれてます。
ぜひ、一聴を!

 

 
 そして今回紹介する2枚目は、ロックの言わずと知れた名盤、デレク・アンド・ザ・ドミノスの
「いとしのレイラ」。
 リラックスしたクラプトンが堪能できるし、 まぁ、メンバーのクレジットを見れば判ること
なんだけど、デラボニのフレンズのメンバーがほとんど。この出会いがあったからこそ、
デュアン・オールマンとの白熱したギターバトルの「レイラ」が生まれたわけだし、ウィットロックの
感動的なラストナンバー「庭の木」で〆れた訳です。
評論や紹介文としては最低の表現方法ですが、良い物は良い!
レイラが好きならデラボニも聴いてみて!ということです。
 結局、デレク・アンド・ザ・ドミノスはこの1枚で解散。クラプトンはソロを出すわけですが、
プロデューサーはデラニー・ブラムレット。
そして、ヤク漬け、酒漬けになり廃人生活へ。
一方、デラボニも、メンバーの大半をドミノスとジョー・コッカ−が作ったマッド・ドックス・アンド・
イングリシュマンというグループにとられて活動停止。
最高に楽しかった連中も、天国に行ってしまった人も出て一つの時代を終わるのでした。
 
ライアー宮崎

 


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